えっ? そんな所? イタリア製とアメリカ製の違いとは???
34歳、只今イケフォー見習い中の編集部員サトシーノが小誌編集長の干場(ほしば)のコーディネートを徹底解剖! 第8回目は、干場編集長のアイコンである、あのサングラスのこだわりについて語ってもらいました。
干場「あ、サトシーノ! 今度の『魁、干場塾』の写真これね! シルバーシーで行った船旅の時の。ジャグジーで撮ったやつ」
サトシーノ「はい! って。いや、ちょっと待って、ちょっと待って編集長〜♪ ラッスンゴレライってなんですの? 説明しろと言われても〜、意味わからんから出来ましぇ〜ん♪」
干場「お前大丈夫か〜? ラッスンゴレライだなんて俺ひと言も言ってないし。っていうかネタ古くないか? しかも何なんだよ。出来ましぇ〜ん♪ って(笑) お前、幾つかのネタが混在しちゃってるじゃねーか。ついに壊れちゃったか。俺は、この写真を使ってね! って言っただけ」
サトシーノ「はい、ですよね。って、ちょいちょいコレ、干場さんだって裸じゃないっすか!! いよいよ裸を紹介すんすか〜!?」
干場「そうそう、やっぱり最後は男も女も裸が一番! 裸と書いて『ら』って読むからね。『ら』といえば、最近、ラッスンゴレなんとかって言う人気の若者がいてさ。島育ちのサトシーノは、まだ知らないかもしれないけどね……。ってバカチンが〜。なんでノリツッコミさせるんだよ、忙しいのに。ちゃうわい、ちゃうわい! よく見ろ。サングラス〜!! 日差しが強かったからかけてたの」
サトシーノ「あ、そっち? だって、干場さんのサングラスってレイバンのウェイファーラーっしょ? そんなの干場ファンなら誰もが知ってる情報じゃないっすか?」
干場「そう思うだろ? これな、ただのウェイファーラーじゃないんだ。レイバンのサングラスってのは、大昔はボシュロムというアメリカの会社が作っていてさ。で、その後ルックスオティカというイタリアの会社が作るようになって……。」
サトシーノ「へ〜! 製産が変わってきたんですね」
干場「そう! 時代の波でいろいろと変わってきたんだ。で、ちなみにコレはイタリア製のもの」
サトシーノ「あ、本当だ! メイド・イン・イタリアになってる! 」
干場「あのな〜、それを言うなら、メイド・イン・イタリー(笑)」
サトシーノ「あれ? そういう風に言うんですね〜。で、一体何がどう違うんですか?」
干場「角度が違うんだよ、角度が」
サトシーノ「え? 角度? なんかHな感じですね!」
干場「アホか! どこがHな話しやねん。ほら、斜めになってるだろ?」
サトシーノ「う〜ん、よくわからないな〜。ココっすか?」
干場「ちゃうちゃう! コッチコッチ。ココ、ココ! ってお前のせいで、俺まで、なんかHに聞こえちゃってるじゃねーか。ココだよ、ココ!」
サトシーノ「あ、ホントだ! 全然違う〜!! かけると、ど~違うんですか?」
干場「斜めになってるから、平面に比べて立体的に見えるんだよ。ほら鼻も高くみえるだろ? これは、外国人の顔の彫りが深いからそれに合わせた作りになっているんだ。日本人って顔が平面的だろ? それに合わせたFEっていう平面的なモデルがあるんだけど、それはFar eastの略で、極東って意味なんだ。つまりアジアンフィッティングということ」
サトシーノ「へ〜! アジア人用のフィッティングなんてあるんですよね。干場さん、鼻が高いし、マジでイタリア人っぽいっすもんね! そういう骨格だからこのモデルが合うんですね〜」
干場「イタリア人のかけてるサングラスってさ、実はほとんどがレイバンとペルソール(これは今度話すよ)なんだよね。俺もイタリア人になりたくてさ。もうそれこそ、10本以上買ったかな〜。一番最初に買ったのは、たしか16歳の時。当時は、アメ横にある玉美ってこないだ紹介したろ? あの店の5軒手前にあるメガネ屋『アメマツ』で買ってたんだ。今度連れて行ってあげるよ」
サトシーノ「マジっすか。いいですね〜。っていうか、このレイバン、俺も鼻高い方だからなんかしっくりきます。しっくりくるな〜。っていうか、俺、しっくりきてる〜。干場さん、お言葉ではありますがコレくださいませんか?」
干場「お前メチャクチャか! すぐに俺の欲しがるな。“欲しがり屋さん”じゃねーか!(笑) 俺が店出したら完全に上顧客だぞ」
サトシーノ「確かにそうかも……。干場編集長、他にも、ディテール、いわゆるひとつのですね。細部に違いってあるんですか?」
干場「急にマジメか。その言い方、俺の大好きな長島さんになっちゃってるじゃねーか(笑) 他の違いで言うと……。このウェイファーラーは、マットブラックなんだ。ツヤがない、つや消しの黒。普通ツヤがあるじゃん。ツヤが無いことでレンズと喧嘩しないんだよ。全部がツヤッツヤだとほら、メリハリがないだろ? これがいいんだよ、辿り着いた結論としては。レンズの色もレイバンらしくていいだろ!」
サトシーノ「レンズの色? 黒じゃないんですか?」
干場「ちゃうちゃう、お前本当に島っ子か!? 視力1.5っていうの嘘だろ? これはG15っていう色番号でレイバングリーンって言われる色なの!」
サトシーノ「干場さん違いますよ! 俺は、視力2.0! 島っ子バカにしちゃいけません!」
干場「そんな細かい所どーでもいいわ!! ちゃんと聞いてるか? お前は、大切なポイントが本当どっかいつもずれてる」
サトシーノ「で、干場さん……。気になったんすけど、この写真で付けてる時計!」
干場「お! 時計か〜。それも……やっとくか? 話すと長くなるぜ〜。実はな〜」
サトシーノ「あ! 干場さん、俺これからジムなんすよ! その話、明日でもいいっすか!?」
干場「え!? まさか、またそのパターン? お前が聞いといてジムって……(笑)お前は体鍛える前にもうちょい頭を鍛えなさい!(笑)」
ってことで、今日はここまで!
次回、後編は干場のもう一つのアイコンでもあるあの時計について語ってもらいました!
購入秘話や干場の原点が垣間見れる熱いトークにご注目!
Text:Satoshi Nakamoto