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【連載】「魁、干場塾!」
第3回 「エニナル」コーディネートの作り方

2015.6.9
2015.6.9

「誰がために」……。一人でお洒落より二人で素敵なファッションとは!?

34歳、只今イケフォー見習い中の編集部員サトシーノが小誌編集長の干場のコーディネートを徹底解剖! 第3回目の今回は、カリブ海にロロ・ピアーナのヨットレースに行った時のコーディネートについて聞いてみました。

今回は、見ていて清々しい気持ちにさせられるこのコーディネートについて聞いてみました!

サトシーノ 「このコーディネート、干場さんのインスタグラムの中でも一番好きな写真なんです! まるで一枚の絵ですよね」

干場 「いいとこ目を付けたね、このコーディネートのポイントはズバリ絵になること。Hoshipedia※でも紹介してるけど、僕のコーディネートは3つの『エ』で構成されているんだ。ひとつは『エコラグ』、次に先日教えたばかりの『エロサバ』。

そして、今回の『エニナル』。風景に溶け込んでるだろ? これがエニナルの真骨頂。かなり上級テクニックなんだけどね。」

サトシーノ 「ムムム…..。なんだか難しそうですね。ちょっと詳しく聞かせ頂けますか? そのエニナルのポイント。」

干場 「例えば、カリブ海の色ってのはどんな色を想像する?」

サトシーノ 「う~ん。綺麗な青色と波の白…..。ですかね?」

干場 「そうそう!まさにそれ。エニナルとは絵になること。まず大切なのは、自然(風景)に溶け込む色使いなんだよ。

それから洋服のチョイス。そして表情。完成させる要素はその3つなんだ。」

サトシーノ 「う~ん。まだまだ掴みきれないんですが、例えば服のチョイスのポイントを聞かせてもらっていいですか?」

干場 「ここで着ているコーディネートは、ラルフ ローレンのコットンの白のショートパンツに、ロロ・ピアーナのブラウンスエードのスリッポン

リネンのブルーのシャツは、カプリ島で売ってた現地調達のものなんだ。特にブランド品じゃないよ」。

サトシーノ 「え!そうなんですか!?こんな素敵なシャツ、現地で普通に売ってるんですか!?」

干場 「売ってるよ。向こうに行けば、お土産屋さんレベルで売ってる。大切なのはブランドじゃなくて色とサイズ感。リネン(麻)のシャツは若干大きめのサイズ選びが大切なんだ。何故かっていうと、風がはらんだ時に生地が揺れるだろ。そのサイズ感が大切。麻のシャツでピタピタは格好悪い。自然の風をも見方につけること。エニナルっていうのは自然に馴染む、風景に溶け込むってことなんだ。」

サトシーノ 「なるほど~。僕も以前リネンのカプリシャツを買ったんですけど.......。サイズミスでピタピタ買って失敗しました。細い方が格好良いって思ってて…….。リネンシャツのサイズ改めてみます。久々に買い直してみようかな。」

干場 「もうひとつ大切なことを教えるよ。イタリアではね、エレガントのことをエレガンテって言うんだけど……。その意味を聞くと、ナチュラーレってことなんだ。つまりナチュラル。自然体って意味。それは作りこんでないことが大切なんだ。例えば、襟が曲がってても、裾がめくれ上がってもそれでもOK! とにかく自然のまま。それが本当のエレガントってこと。作り込んだ、完璧に隙のないコーディネートのことじゃないんだよ。」

サトシーノ 「深いっすね~。なるほどな~。まだまだ僕はエレガンテには程遠いわ~。どうすれば、エレガンテに近づけますかね。」

干場 「そうだな、まずは同調するってことに重きを置いてみたら? 例えば、彼女がさ、6月の海でのレストランでデートってときに、ヒョウ柄のワンピースを着て100m先から歩いて来たらどう?」

サトシーノ 「う~ん。ちょっと…….引きますね(笑)。」

干場 「だろ? 同調っていうのはT.P.P.Oが大切なんだ。大人になってからコーディネートは、一緒にいる人がいかに気持よくいれることが大事なんだ。一緒にいる人が心地よく感じてくれたら、周りも心地よくなるし、自分も気持ちよくなるだろ。誰のために洋服を着るのかってことが大事なのさ。

もしも彼女が一緒なら、彼女が心地よく感じてくれたり、喜ぶようなスタイルをしてみる。もちろん、大前提として自分が好きなスタイルであることも大事なんだけどね。こうして、お互いを思いやってコーディネートしていくと、最後は“一人でお洒落じゃなくて、二人で素敵”になっていくんだよ。人間は、つがい。カップルがひとつの単位。海外の人たちって、二人で素敵な人が多いだろ。

目指すは、あの感じなんだ。うちでもよく取り上げているけど、オリビア・パレルモとヨハネス・ヒューブルなんて、まさにそう。二人で素敵じゃん。ああいう風な感じが理想なんだ」

サトシーノ 「なるほど、行き着く先は、二人で素敵ですね」

干場 「そうそう。一人でお洒落なんて簡単、簡単。エニナルの究極は、二人で素敵なのさ。だから誰のために?ってことが重要なんだ。タガタメが重要なのさ」

サトシーノ 「タガタメか…….。あ!干場さんMr.Childrenの歌にも『タガタメ』って曲があります!まさか、それですか!?」

干場 「ちゃうちゃう、俺の言うタガタメってのはサイボーグ009の『誰がために』の方だよ!」

サトシーノ 「いやいや、34歳にはわかりません(笑) ジェネレーションギャップです」

干場 「ははは! まあ、とにかくエニナルってことを忘れないようにメモしとけよ!」

今日の授業はここまで。干場編集長のインスタグラムはいつも服だけじゃなく風景に馴染むものが特に多いのに気が付く。

それは「エニナル」を意識したものだということがわかりました。皆様も、旅に行くときは是非エニナルコーディネート意識してみては?

思い出はいつもその瞬間を抜き取った写真に収まるもの。旅先を意識してエニナルコーディネートを作ってみてはいかがでしょうか。

干場編集長を追ったサトシーノ日記も絶賛更新中! こちらもチェックしてみてください。では、次回またチャ~オ~!

Text:Satoshi Nakamoto

エニナル-Hoshipedia
「エニナル」とは、その響きからわかる通り、“絵になる”ことで、風景とそこにいる人が一体化するという、干場が好きなエレガントな着こなしの最上級で使われる造語。イタリア語で、エレガンテとはナチュラーレの意味を持つ。ナチュラーレとは自然体のこと。つまり自然の風景に溶け込むこと。目立つことは決してエレガントではない。自分が目立つのではなく、風景に馴染み、一緒にいる人が快適と感じること。T.P.P.O(Time=時間、Place=場所、Person=人、Occasion=目的)を知り、風景に馴染むことが大切なのである。『海って何色?』と質問をすると、子供は必ず青と白と答える。だから青と白という色使いが、その場に相応しい。エニナル=エレガンテ=ナチュラーレなのである」

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