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5つのキーワードで知る“ナポリの粋”
第1回: ナポリのファッション

2015.5.29
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2015.5.29

オレ流のスタイルを持つ
“ナポレターノ”の粋とは!?

奥深いコーヒー文化をもつイタリア人にとって、美味しいコーヒーは優れた創造力の源とされている。エスプレッソ発祥の地・ナポリを代表するブランド「KIMBO(キンボ)」のコーヒーを愉しみながら、編集長の干場義雅と国際的なキャリアを持つエスプレッソスペシャリスト中川直也氏が、ナポリの魅力的な人・場所・暮らしについて、全5回の対談で語り合う。


干場義雅(以下干場) ナポリというとファッションの街という側面もあります。でも、イタリアは国土が縦長なこともあってか、北と南だと文化も少し違いますね。

中川直也(以下中川) 歴史的なことをいうと、ナポリは昔から他国との交易の拠点になっていて、異国の文化が最初に入ってくる土地でした。ギリシャやフランス、スペインといった、その時代ごとの最新の文化が融合して、ナポリという土地をつくっていったことも関係があるかもしれません。

干場 ファッションストリートとしては、中心地からちょっと外れたキアイア通り(Via Chiaia)が有名です。ナポリを頻繁に訪れている中川さんの目に、ナポリ人のスタイルはどう映りますか?

中川 キアイア通りは、地図がなくてもすぐにわかりますよね。だって、行き交う人がお洒落な人ばかりですし、老若男女みんながファッションを愉しんでいますから(笑)。仕事柄、僕はいろんなカフェに視察に行くんですが、なかでも“グランカフェ”と呼ばれるところに集まる人たちは、本当にセンスがいいですね。

干場 グランカフェというのは、バールとはどう違うんでしたっけ?

中川 バールは立ち飲みカウンターのある(座る席が併設されている店もあり)ところで、もともとはバーテンダーがいる店なんです。それが100年ほど前からコーヒーも飲めるように変わって、時間帯によって朝は朝食、昼はランチ、夕方からはアペリティーボ(食前酒)を飲んで軽くつまめる形態になりました。バールはいわば庶民の社交場みたいなものですが、グランカフェはそれより高級。カウンターはありますが、どちらかというとサロン的な雰囲気でゆっくりと時間を過ごす人が多いですね。ナポリでファッションウォッチングをするには格好の場所だと思います。

干場 ナポリのファッションは独特だといわれています。シャツの胸元をバーンと開けて、襟腰もすごく高い。僕も最初に目にしたときは驚きましたが、他人の目がどうこうよりも自分流のスタイルを貫く人が多い気がします。

干場 ところで、ナポリは“サルト”と呼ばれるテーラーの密集地帯としても知られています。日本でもキートンやアットリーニといったブランドが人気ですが、お店に行ってスーツをオーダーしようとすると、たいていコーヒーを出してくれますよね。“いらない”っていっても、今度は“じゃあ近所のバールでも行くか”とくる(笑)。いろんな場面で、コーヒーがコミュニケーションの媒介になっていると感じます。

中川 以前、イタリア全土でコーヒーに関するアンケートをしたことがあるんですけれど、“どのようなときにコーヒーを飲みますか?”という問いに対して、イタリア北部の人たちは“食事のしめくくりとして”というのが大多数。一方、ナポリの人々はほぼ全員が“1日に何度も飲む”という回答だったんです。彼らにとって、コーヒーを飲むのは日々の生活から切り離せない“儀式”であり、周りの人たちとリラックスした幸せのひとときを共有する手段なんです。

干場 じゃあ、僕が体験したのも、サルトがひと仕事する前の“儀式”だったんでしょうか(笑)。ちょっと話は逸れましたが、中川さんはナポリファッションの粋はどこにあると思いますか?

 

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