「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、なんでもやり過ぎはトゥーマッチなものです。ファッションとてそれは同じこと。トレンド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄使い過ぎ、色使い過ぎというのはイイ歳して痛い…。そこで、女性の本音を大切に考える『FORZA STYLE』では、シンプル&セクシーな装い方をしている大人のセレブたちのイマドキの着こなしやアイテムをご紹介!
Lesson.15 ヨハネス・ヒューブルから習うリラックスジャケットスタイル
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リゾート地でのカジュアルレストランやバーで、かっちりネクタイをしてしまうのは、トゥーマッチ。せっかくのリラックスモードが一転し、逆に女性に窮屈感を感じさせてしまうものです。大人として、とりあえずジャケットは持っていたいところですが、相手の女性にもリラックス感を与え、どう着こなせばマッチするのか?
この難しい問題をヨハネス・ヒューブルがサラリと解答してくれました。ポイントは、「シャツの裾を出す」。簡単なことじゃないですか! と突っ込まれそうですが、実は大切なポイントがあるのです。それは、合わせるパンツをデニムではなくてスラックスに替えるという点。何故なら「だらしなく見えそう……」というリスクを巧く避け、あえてスラックスを合わせてフォーマル性を高めるのです。着こなしの上で大切なのは、TPPO。
特に、隣にいる女性に対して、いかにリラックスしてもらえるかを考えた適応能力こそが、40男の着こなしに必要なのです。きちんとした着こなしはもちろんですが、こうした問題もさらりと解決できる大人の余裕を持ちたいところですね!
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上質なリネン100%のネイビージャケットは、裏地がボーダー使いで夏らしいマリンリゾートに最適な一着。裾出し加減が丁度良いカジュアルシャツは、洗いざらし加工にしてありリラックス感が増します。
スラックスは、セットアップも組める上質なウール素材。細身なテーパードシルエットで単品でも幅広く着まわせます。シャツの裾出しスタイルにぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
Photo(Item):Yasuhiro Ito
Styling:Masaki Saruwatari
Text:Satoshi Nakamoto