「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、なんでもやり過ぎはトゥーマッチなものです。ファッションとてそれは同じこと。トレンド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄使い過ぎ、色使い過ぎというのはイイ歳して痛い…。そこで、女性の本音を大切に考える『FORZA STYLE』では、シンプル&セクシーな装い方をしている大人のセレブたちのイマドキの着こなしやアイテムをご紹介!
Lesson.14 ファブリツィオ コロナに習うWスーツの着こなし方
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ビジネスシーンでは、重厚過ぎてトウーマッチさを感じるダブルのストライプスーツですが……。
パーティやシガーバーなど40男が「雄を取り戻す時間」に意外と威力を発揮するのです。
では、ビジネススーツとのコーディネートの差とは? その問いに答えてくれる今回の講師が、ファブリツィオ・コロナです。
ファブリツィオ・コロナは、パパラッチの世界で良くも悪くもイタリア一有名な写真家で、そのモデルさながらのルックスとセクシーな着こなしに撮られる側としても注目を集めます。悪評も高いので人間性の話はココでは置いておいて……、彼の不良っぽい着こなしから、雄を取り戻すダブルスーツの着こなしをチェックしてみます。
バブル期に流行ったオーバーサイズのソフトスーツはもちろんNG! モダンなタイトフィッティングが基本中の基本なのですが、一番のポイントはその着こなし方。隙を感じさせない着こなしでは、パーティやバーでのエスコートの際に女性を緊張させてしまいます。
白シャツ、白チーフとフォーマルなコーディネートなのですが、タイドアップせずにラフに第二ボタンまで開けて、チーフもさっと無造作に入れる。貫禄と雄を感じるセクシーさがこの着こなしから感じ取れます。アップデートされたモダンなダブルスーツを着こなして、大人っぽくセクシーになりませんか。
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タイトフィッティングのダブルのスーツは、6つボタンで着丈もやや短めとモダンな印象。マニカカミーチャの袖付は、コンパクトな肩周りでも動きやすく、スーツのクオリティをひと目で確認できる大きなポイントです。裏地も無いので、真夏まで使えてこれからのシーズンにぴったり。ジャケットだけ使用して、デニムで着崩すコーディネートにもおすすめです。
白シャツは、ノータイでもさまになるやや低めの段襟の高さやセミワイドの衿型がダブルのスーツを着こなす上で最重要。上質なイタリアメイドの「勝負白シャツ」でぜひ合わせてみてはいかがでしょうか。
Photo(Item):Yasuhiro Ito
Styling:Masaki Saruwatari
Text:Satoshi Nakamoto