モータースポーツとの邂逅で
あの「インヂュニア」がさらなる高みへ
典型的な嗜好品である高級腕時計の世界には常にストーリーがあり、傑作が生まれる背景には、興味深いエピソードがつきものです。これこそが消費材であるファッションアイテムとの大きな違いであり、一生どころか、世代を越えて愛用できる品質へと繋がります。そして、愛好家たちは購入の有無に関わらず、その物語に酔いしれるものです。
さて、IWCが誇る「インヂュニア」から、記念すべき世界限定25本の限定モデルが登場します。国内での入荷は今年の夏頃の予定です。
この「インヂュニア・オートマティック・エディション “AMG GT”」は、今年で73回を迎える完全なるクローズドのカーレースイベント「グッドウッド・メンバーズ・ミーティング」にて、IWCがはじめてタイミングパートナーの役割を担うこと、そしてメルセデス AMGとの10年にも及ぶパートナーシップの蜜月を祝う記念として発表されたものです。
「ダイヤのように硬く、アルミニウムのように軽い」と謳われる、現在では一番硬度の高いセラミックであるボロンカーバイドを纏った漆黒の「インヂュニア」は、その佇まいからして“モータースポーツ”を連想させます。同様に、ストラップはクルマのシートなどで使われる素材ですし、印象的なイエローは「ソーラー・ビームカラー」とAMGの世界では呼ばれています。
つまるところ、弊誌編集長干場がこよなく愛する“ラグスポ”に分類されるこの腕時計。数々のストーリーを携えた結果、実に洗練された仕上がりに。こんな素敵な一本で腕元を飾り、愛車へ股がる……。あらゆるシーンに対応できる品格を備えているから、どんなシーンでも身に付けられるワケですが、この魅力を例えるなら、それはどこへでも連れ歩きたくなる絶世の美女さながらです。
Text:FORZA STYLE
IWC Ingenieur. Automatic edition "AMG GT"
自動巻き(Cal.80110)、BC4ケース、ケース径45mm/284万円(税抜予価)
【問い合わせ】
IWC
0120-05-1868
http://www.iwc.com/ja/
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