「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、なんでもやり過ぎはトゥーマッチなものです。ファッションとてそれは同じこと。トレンド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄使い過ぎ、色使い過ぎというのはイイ歳して痛い…。そこで、女性の本音を大切に考える『FORZA STYLE』では、シンプル&セクシーな装い方をしている大人のセレブたちのイマドキの着こなしやアイテムをご紹介!
Lesson.9 マッド・デイモンに習う大人のパーカースタイル
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モテアイテムの代表と言っても過言ではないパーカー。しかし、実際に格好良く着こなそうと思うと実は難しい。部屋着にしか見えず、街で着こなす勇気が持てない……。そんなパーカーをさらりと格好良く着こなすハリウッド俳優、マッド・デイモンです。
『オーシャンズ11』シリーズや『ボーン・アイデンティティ』シリーズで一躍トップスターの仲間入りを果たした彼の普段着は、パーカーにデニムと至って普通。格好良く着こなすその秘訣は、シックな色使いとサイジングです。
パーカースタイルはカラフルにしてしまうと軽い印象になりがち。デニムも色落ちしてない濃いインディゴが理想で、ネイビー、ブラック、グレーのシックな色で構成することで、都会的な雰囲気にまとまります。そして、大切なのはジャストサイズなパーカーのサイジング。ダボダボだと子供っぽく映るのでNGです。
ジップを開ても胴回りが緩まないこの絶妙なサイズ感が部屋着に見せないポイント。高い値段のパーカーなんか買う必要はないんです。大切なのは、色とサイズ感。普通を極める重要な要素です。
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縫い目のない筒編みになったパーカーは、体にジャストフィットして、ダボ付かない大人の理想型。濃紺デニムはテーパードスリムのシルエットで、パーカーと同様ジャストサイズを心掛ける。差し色に使ったグレーのスニーカーが上品なリラックス感をプラス。パーカースタイルは、シックな色で普通にまとめたい。
Photo(Item):Yasuhiro Ito
Styling:Masaki Saruwatari
Text:Satoshi Nakamoto