「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、なんでもやり過ぎはトゥーマッチなものです。ファッションとてそれは同じこと。トレンド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄使い過ぎ、色使い過ぎというのはイイ歳して痛い…。そこで、女性の本音を大切に考える『FORZA STYLE』では、シンプル&セクシーな装い方をしている大人のセレブたちのイマドキの着こなしやアイテムをご紹介!
Lesson.6 ヨハネス・ヒューブルに習うスーツスタイル差し色の使い方
拡大画像表示
結婚式の2次会やパーティーなど、40男がビジネス以外でスーツを着るシーンはとにかく多い。「普段ビジネスで使ってるスーツをうまくプライベート用に着まわせないだろうか……」。そう考える方も多いのでは? そこで、お手本にしたいのが、このヨハネス・ヒューブルの着こなし。
注目すべきは、小物。ネイビースーツに白いシャツと、ビジネスで最も多く着られる、言わば「普通でいいのよ普通で」のコーディネートですが、ベルトと靴をブルーにすることで一気にあか抜けパーティスタイルに。
注意すべきは、この差し色チョイス。ネイビースーツのワントーンになるブルーを選ぶことで、洗練された大人の上品さを保っているのです。
赤や黄色といった色を挿し色にすると、たちまち上品さが欠けてしまいます。色を足すなら、ネクタイは敢えてせず、ノータイで。「足したら引く」が大人のコーディネートの基本です。結婚式やイベントが多くなるこの時期ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
拡大画像表示
ビジネス用としても使える、ダークネイビーの2つボタンのモダンな細身スーツ。やや光沢のある生地でパーティシーンにも着回せるエコラグな一着。
挿し色に使えるブルーのタッセルローファーとブルーのレザーベルトは、大人のドレスダウンに最適なアイテム。もちろん、キレイめカジュアルにも使いまわせるので、ぜひこの春買い足したい小物です。小物で差がつく40男のドレスダウン。スーツやシャツは、普通でいいんです、普通で!
Photo(Item):Yasuhiro Ito
Styling:Masaki Saruwatari
Text:Satoshi Nakamoto