「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、なんでもやり過ぎはトゥーマッチなものです。ファッションとてそれは同じこと。トレンド過ぎ、イタリア過ぎ、カジュアル過ぎ、全身黒過ぎ、柄使い過ぎ、色使い過ぎというのはイイ歳して痛い…。そこで、女性の本音を大切に考える『FORZA STYLE』では、シンプル&セクシーな装い方をしている大人のセレブたちのイマドキの着こなしやアイテムをご紹介!
Lesson.3 ヨハネス・ヒューブルに習うネイビーダブルブレストジャケットのドレスダウン
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ネイビーのWブレストと言えば、オンタイムにおいては、シングルより貫禄をもたらしてくれる40男にとっての戦闘服。タイドアップで硬い着こなしをするというのがお約束ですが……。オフでも、かっこよくドレスダウンしたい! その答えを、ヨハネスフューブルが解答してくれます。
キモは、コーディネートで使うデニムの色落ち加減。どうしてもかっちりと見えてしまうWブレストをデニムで着崩すのは、誰もが思いつく所ですが、このデニムの色落ちが重要。濃度が30%と極端に薄することで全体の印象を良い意味で軽く見せているのです。カジュアル過ぎず、ドレス過ぎない絶妙なバランスがポイント!
ミラーのサングラスやベージュのスエードのシューズなど、ドレスダウンの名脇役も見逃せない。デートで差がつく上級テクニック。是非実践してみてください。
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まるでカーディガンのように軽く着れるアンコンジャケットは、裏地もなく真夏でも着回せる一着です。丈も短めにモダナイズされており、若々しい印象に。デニムも濃度30%で、ジャケットコーディネートに理想の色落ち具合です。
ノータイでもさまになる白シャツの襟はカッタウェイカラーを選ぶのが正解。難しそうなダブルジャケットのドレスダウン。色落ちしたデニムの濃度さえ気を付ければ、普通のコーディネートで格好良く決まります。
Photo(Item):Yasuhiro Ito
Styling:Masaki Saruwatari
Text:Satoshi Nakamoto