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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
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第6回 オーデマ ピゲのロイヤルオーク

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

汎用性も高く、ラグスポを代表する名機
オーデマ ピゲのロイヤルオーク

服飾評論家だった故・落合正勝氏もいろいろな書籍の中で仰っていましたが、スーツには本来革ベルトの腕時計を合わせるのがセオリーではあります。しかし、これを忠実に守ると、黒い靴のときには黒い革ベルトの腕時計。茶色い靴のときは茶の革ベルトの腕時計。さらにシルバー金具のベルトを着用する際はシルバーケースの腕時計。ゴールド金具の際はゴールドケースと、ビジネスだけでも最低4本の時計が必要になってしまいます。

もちろん、腕時計をたくさん揃えるのも潤沢な予算があれば素敵ではありますが……。“エコラグ”を掲げるフォルツァ スタイル的には、スーツ時もジャケット×パンツ時も、さらにはオフのときにでもマッチする腕時計を1本選んで着け続けることをお勧めしたいのです。

スーツに、ジャケット&パンツ、ブルージーンズに白いTシャツ。取材、撮影、商談、会食、海外出張、船旅、余暇。職業柄、さまざまな洋服を着る機会の多い僕の場合は、スポーティでありつつ、かつ高級感の漂う「ラグジュアリースポーツ」というジャンルの腕時計が、いろいろなスタイルに似合って良いのです。例えば、パテック フィリップのノーチラスだったり、オーデマ ピゲのロイヤルオークだったり……、「ラグジュアリースポーツ」の先駆者的な存在である時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタがデザインしたものは、僕のライフスタイルにマッチするのです。

なかでも、このロイヤルオークはトレードマークである正八角形のベゼルに加え、ベルトの各パーツが1点1点丁寧に仕上げがしてあり、角張り気味な自分の腕の形にフィットしました。さらに、サテンとポリッシュのツートンで仕上げて、まばゆく輝かせる職人達の腕にも感服したため、当時高額だと感じましたが「必ず減価償却できる」と納得して購入に至りました。ロイヤルオークの誕生が、僕が生まれた1972年というのも購入理由のひとつだったりもします。

この腕時計に出会う前は、ロレックスのサブマリーナなんかも愛用していたのですが、あの堅牢で質実剛健さを感じさせる腕時計の大人版と認識出来たのがコチラだったのです。海外にてホテルやレストランを訪れた際も、良質な腕時計をしていると、きちんとした人間と認められ、相応しい扱いを受けられますから、思い切って購入したのは間違いではなかったと思います。

スーツやジャケット&パンツスタイルでのビジネス用をベースに購入したのですが、オフのときのジーンズやTシャツにも似合うし、水着のときだってガンガン着けられる汎用性の高さが、ロイヤルオークの素晴らしさ。この1本で、ほぼすべてのシーンをカバーできるオールラウンダーです。

いろいろ着け替えず、極めつけの1本を選んで使い倒すことが、結果無駄使いを省いた節約になり、確実に減価償却でき、エコノミックラグジュアリーという考え方に繋がっていくのです。ベーシックで上質なものを買うことは、経済的かつシンプルで美しいスタイルを生み出してくれるので、究極の1本の腕時計を手に入れてみてはいかがでしょうか? 決して損はしないはずです。

Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。



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